2011年5月27日
Socks for Japanまで発送する締め切りは5月16日(月)です、と4月29日に発表し、このイメージがメインページの一番上に表示されました。
締め切り日が過ぎたことで、世界中で驚愕の声が上がっています!靴下の収集とパッケージの準備がまだ終わっていない人々から知らせが届き、そして、毎日そういった知らせが送られてきています。 そのような人々のために、そしてSocks for Japanの状況について興味をお持ちの方のために、次のようなFAQを準備しました。
まだ靴下と励ましの手紙を送ってもよいですか?
締め切り日以前に集めた靴下と励ましの手紙、あるいは締め切り日以前に始まった準備の一部としての靴下と励ましの手紙は、受け付けます。靴下と励ましの手紙をお持ちの方は、ガイドラインに従ってパッケージングして、早急にこちらに送ってください!
新しく靴下を集める活動を始めることはしないでください。数千組が集まる可能性がある、学校での靴下集め運動、教会での寄付プログラム、その他の計画を考えておられるのであれば、特にそうです。私たちの被災地についての知識と在庫管理を尊重してください。
どうしてそんなに早く終了するんですか?
3月13日からずっとフルタイムで取り組んできました。ですから、「早く」ではないのです。それにまだ終了してはいません。寄付の流れを止めているだけです。必要性が無くなる前に寄付の受付を締め切った理由は、靴下を無駄にしたくないからです。そして、発表した締切日をとっくに過ぎても、新しい寄付が次から次へと到着することを他の救援活動から学んで知っています。
被災者の方々はお元気でしょうか?
食物、飲み物、避難所はあります。でも、普通の生活にはまだ遠いです。5月25日に女川を訪れて、まだこのような生活をされている被災者の方々に靴下と励ましの手紙を配りました。
私たちが、被災者テント村の左側に、配布用のテーブルを据え付けているのが見えます。靴下がすぐに汚くなってしまうこのような場所では、1人につき、いつもより多めの靴下を配りました。
抽選に運良く当たった被災者の方々は、避難所から、2年間無料賃貸の仮設住宅にやっと今から引越しを始めています。しかし、入居者は光熱費を負担しなければなりません。日本では、1995年の阪神淡路大震災の後に、同じタイプの住宅が同じく2年間の計画で使われましたが、被災者の中には7年間「仮設」住宅で暮らした人もいます。仮設住宅はこんな感じです。
仮設住宅に入居しても、多くの被災者は職と財産を失ってしまったので、まだ援助を必要としています。
支援し続けるのに十分な靴下がありますか?
あります。必要としている被災者の数はこの10週間で半減しました。被災者の中には、親類宅に同居した人、自己資金でアパートを借りた人、人生をやり直すために、国内の他の地域に移った人もいます。
必要性が減少していく局面全体を通して、適量の在庫を維持するために、寄付のペースに対する予測される必要性をグラフ化して、そこから締め切り日を逆算しました。必要性が無くなるまで私たちが続けるのに十分な在庫を得ることができました。5月24日の私たちの作業センターはこんな感じです。
最初の写真は、シンガポールから1週間佐野市に来ているShufangさんが、作業センターのマネージャーのるみこさんと一緒に作業をしているところです。次の写真は、Shufangさんが、米国カンザスシティーから2週間佐野市に来ているJoeさんと一緒に靴下を仕分けしているところです。ShufangさんとJoeさんは、二人とも素晴らしい人で、優秀なボランティアです。Joeさんのお父さんが、コメントを書き込まれました。
海外からこのようにたくさんのご支援をいただいている状態で、必要性が徐々に減少していく中で、人々の時間とお金を無駄にしないように、すこしずつ縮小することが必要です。これは、私たちの最初からの意向です。私たちは靴下に衝撃を受けているのでも、極度に圧倒されているのでもありません。上2枚のような写真を見て、そのように思われた人もいるようですが。さらなる寄付をお願いする必要なく、必要性が無くなるまで私たちが続けられるように、手元に残っている量が、現在大量であるのは当然です。
私が送った靴下は捨てられてしまうのでしょうか?
捨てられません。受け取った靴下と励ましの手紙はすべて配ります。
靴下と励ましの手紙を受け取る人をどうやって見つけているのですか?
並外れた草の根調査チームを通して見つけています。私たちの連絡リストは、最大かつ最も有名なNGOを含めたどのNGO現場よりも有用なものです。そのような団体は、私たちが南三陸町で目にした、次の写真のような風景になるまで、倉庫を物資で一杯にするために、政府その他の当局と連携します。
当局者は、実際に物品を必要としている人を探し出すために、被害を受けた被災者の近辺に出向いて回る任務を誰かに割り当てることを怠ることが往々にしてある、という点を除けば、それはそれで結構です。人生と同じく、最後の数キロが最も困難なのです。どの団体も、被災地に米50万袋を運送しました、と発表したがります。しかし発表したがらないのは、米を必要とする人々が、米袋のある倉庫から車で10分以内の所で苦闘している間、米袋は倉庫の中でまるで静物画のように並べてあるだけということです。私たちはそのような状況を見ましたし、数十回も聞いたことがあります。
Socks for Japanは、被災地の現場との連絡を保っており、最新情報を、携帯電話と電子メールで連絡し合っています。配りに行く日は、各配布先までの地図つきの当日の日程表を持っていきます。それには、各配布先の状況の詳細な情報と、向かっている途中で何か変更が起こらなかったかを知るために、到着する前に電話を入れるための連絡番号が入っています。更に、私たちが知っておくべき情報を知っている人がいないかどうか、各配布先で私たちの情報を更新します。この写真は、先週の水曜日に、私たちの日帰り訪問マネージャーの1人、なおこさんと私が、さとうさんという女川地区の責任者の方と話しているところです。
ところで、さとうさんは避難所で暮らしておられます。この写真は、さとうさんが、毎晩家族と一緒に寝泊りしている場所を見せてくれているところです。
石巻市のなかざわさんという地区リーダーの方が、政府の食糧配給は混乱状態なので、その混乱に靴下を加える私たちの計画は取り消すべきだと、話してくださったことがあります。その代わりに、私たちがみんな知っている近くの周辺で、配布場所を設けてはどうかと提案されました。なかざわさんと少人数の方々は、周辺の破壊した家々に囲まれて生活を送っておられ、被災者コミュニティー間で情報を流すと約束されました。私たちは誰もいない通りに到着し、ほこりまみれの裏通りから、少人数の地元リーダーたちの後に続いて、人々の波が、一人3足の靴下を受け取りに、私たちのワゴン車の前にできた列に参加するために押し寄せるのを、畏敬の念を抱いて見詰めました。
上の写真で、新しいボランティアが靴下を渡しているのにお気づきでしょうか。この方は、米国Rensselaer Polytechnic Institute(レンセラー・ポリテクニック・インスティテュート)の土木環境工学科部のJose Holguin-Veras教授で、災害救助の専門家です。教授は、私たちの活動を手伝い、私たちの活動の有効性を調査するために、1日参加されました。後日、私たちは、教授と協力して、Socks for Japanに関する包括的な報告書を作成し、将来の災害生存者のための直接援助活動に、どのような教訓を提供するかを調べます。この写真は、路上配布を素早く取りまとめた、地区リーダーのなかざわさんとJoseさん、そしてドアの開いたワゴン車から遠景に、なかざわさんのいとこが見えます。
私たちは、靴下と励ましの手紙を必要としている人々に届けること、そして、私たちが出向くことでみなさんの一日を明るくすることの、腕をあげました。私たちは、引き続き、やり方を向上させ、私たちのネットワークと評判を拡大させて、送られてくるすべての靴下と励ましの手紙に、それらを必要としている足と心を見つけます。被災地のどこであっても、グループが靴下を必要とするときは、誰かが「Socks for Japanに電話しよう」と言うことでしょう。私たちの広告ビラとカードは、キーパーソンの手中にありますので、私たちに連絡を取ることは、簡単でよく知られています。
Socks for Japanのことを知ったばかりです。本当になんとかして手伝いたいのですが、何ができますか。
佐野市に滞在して、靴下の仕分けをして配布に参加することで、直接私たちを手伝うことができます。それについての詳細は、volunteer info pageを参照してください。
バナー、鶴の折り紙、その他大きな陳列品など、学校に激励の品を送ることもできます。日帰り訪問で、持って行く靴下の上にスペースがあるときは、そういった品を持っていって、配布し終わったあとで、学校や避難所に贈ります。適切であるかどうかを確認するために、送る前に、送ろうと思われている品目について私たちにお尋ねください。メッセージを日本語に翻訳することに関しては、Care Letter Creation Pageを参照してください。
靴下の受け付けを再開する可能性はありますか?
可能性は少ないです。もし受け付ける場合は通知が届くように、メールリストへご登録ください。
すでに寄付した場合、何かできることはありますか?
あります。あなたの靴下と励ましの手紙を受け取った被災者からのメッセージを紹介していただくことができます。letters from survivors(被災者からの手紙)のページで紹介してください。この活動に関わったみなさんは、是非読みたいと思っています。
被災者を支援する私たちにご支援ありがとうございます。